耳コピー用ツールのお話

コーラスグループのオケ制作2曲がひとまず出来上がりました。

ご依頼主様のチェックで問題がなければ納品で完了となります。

カラオケ制作はアレンジ作業と違って、原曲聴き取りに最大限の注意を払わないといけないので、時間と労力がかかりますね。

耳コピー用のツールやアプリは多種多様に出回っていますが、僕は数年前までFostexのD-90というMTRを使用していました。

僕が耳コピーツールに求める条件は下記3つになります。

▪️作業用のPCとは別のデバイスであること(PC上のアプリで切り替えているとロスが多すぎる)

▪️複数個のマーカーが打てること(1小節、または2拍単位で頻繁に移動するため)

▪️再生・停止・移動が瞬時で行われること

同業者では作業中のDAWにそのまま原曲オーディオを貼り付けて作業している人が多いのですが、それだと原曲が鳴っているのか、自分の制作したデータが鳴っているのかわかりにくく、僕のやり方には合いません。

Fostex D-90は条件を満たした僕にとっての名機です。

しかし過度に再生・停止・移動を行うものですから、すぐにスイッチが磨耗して反応が悪くなります。

その度に修理に出していたのですが、その間作業ができないのも困るのでスペアにD-90を3台もっています。

それでも修理頻度が多くなるのに嫌気がさしてきて、代用品がないか探し続けて辿り着いたのがこれでした。

ノートパソコンで別のDAWを走らせる、という誰でも思いつきそうで意外と思いつかなかった力技(笑)

ステレオのオーディオを鳴らすだけなので古いPC+古いDAWでも十分、ということでPowerBookG4+Logic6という安上がりなシステムです。

上記の条件を満たしつつ、操作はPCのキーボードなので耐久性抜群。

右手でメインPCを操りつつ、左手はノートPCで原曲再生の操作というスタイルで、快適に耳コピー作業できております。

コーラスグループのオケ制作

GWも明け、全国的に通常業務遂行中だとは思いますが、Studio TONEWILLも鋭意制作進行中でございます。

連休明けはなぜか3つのコーラス/ゴスペルグループ様からライブで使用されるオケの制作依頼・相談を受けまして、夏のイベント・ライブに向けての準備時期なのかなぁと思ったりしています。

コーラスグループではオケ使用のライブが多く、選曲的に普通のカラオケにはないような曲が多いので、制作依頼は昔からよくいただいております。

そんなご依頼をいただいているグループの中からひとつ、東京は青山学院大学のコーラスサークルUnited Rhythm Carriersさんをご紹介します。

シーズン毎に定期的にライブを行っておられるようで、新曲のオケ制作ご依頼をいただいております。

動画が上がっているので、ご紹介させていただきますね。

学生さんのサークルなので、1年毎にご依頼のご連絡をいただく方が変わり、引き継ぎのご挨拶もいただくのですが、その度に「あぁ1年経ったんだなぁ」と感慨深くなってしまいます。私も歳も取るはずです(笑)

GWですね〜

全国的にゴールデンウィークですね〜

私もちょうどGW前に依頼が一段落しましたもので、今年はGWを満喫できそうです。

さぁ〜どこへ行って何するかな〜とワクワクしましたが・・・

 

何っにも予定がございません・・・

 

仕方がないのでちょっと前に購入したストリングス音源のお勉強です。

デモを聞いて「これだ!」と思い即購入しました、CINEMATIC STUDIO STRINGS

ちょうどその時演歌のアレンジをしてまして、ストリングスが重要なので使ってみようと思ったのですが、ストリングス独特の奏法を数多く網羅しているが故に、普通の演奏データではまともに音すら鳴らないという仕様。

納期のある仕事では使えなかったのでその時は使用を断念して、しばらく放置していました。

せっかくなので、連休のこの機会に使い方をマスターしようと、解説サイトやYou Tubeを徘徊しつつ音源を立ち上げました。

 

 

しかし、バイオリン2種とヴィオラを立ち上げたところで、PCがフリーーーーズッ!!

ポインタがクルクル回るビーチボールになって、復帰までしばらく待ってたけど、まったく動きません。

どうやらPCのメモリが足りないようです。

まずメモリを買い足さないと先には進めないようです。

GWはポインタのビーチボールとともに時間だけが過ぎていきました・・・

 

こればっかりや・・・

スケジュールを間違うと大変だという話

現在アレンジ作業が、デジタルロック1曲、オーソドックスなギターもののロック曲が1曲、バラード曲が1曲、同時進行しておりまして、さらに昔の歌謡曲のカラオケ制作も1曲進めております。

さすがに作業ごとに頭を切り替えていかないと整理がつかなくなってきます(笑)。

ある曲にかかっている時は、頭の中はその曲を良いものにすることだけを考えているので混乱することはないのですが、時々混乱するのが作業のスケジューリングです。

一応カレンダーアプリにご依頼主様の名前と依頼曲を納期に合わせて記入して管理しているのですが、きっちり確認せずに記憶を頼りにしているとエライ目に遭います(笑)。

先日も「今日中に演歌を1曲仕上げ、明日までにポップス曲を1曲仕上げ」というスケジュールを切っていたのですが、勘違いしてポップス曲を先にやってしまいました。

作業は大体夜中にすることが多く、その日もポップス曲が完成したのが夜中の3時頃でした。

さぁ今日の作業はこれで終了!明日は演歌を仕上げよう!と思って、最後にメールチェックやらなんやらしていると・・・演歌の納期が今日ということが発覚www

完全に自分の中のスイッチをOFFにしてた後なのでダメージ大きかったです・・・(泣)

その後朝まで頑張って演歌仕上げましたけどね。

そんな感じのポカもありますが、多くご依頼いただけるというのは幸せなことです。

極力ご迷惑おかけしないよう頑張っていきます⭐︎

ギター音源のお話(エレキ編)

ちょっと更新が空いてしまいました。

少し忙しくなるとやっぱりブログは後回しになってしまいますね(^_^;)

更新が滞っていると「依頼が混んでるのかな?」と思っていただければ幸いです。

ゴスペル系のカラオケ制作と、デジタルロック系の編曲を同時進行で進めていまして、やっと一段落したところでございます。

ゴスペル系のはビッグバンドの曲で、ブラスセクションの聴き取り(耳コピー)がかなり大変でした。

全てを聴き取るのはほぼ不可能だと思いますので、わかりやすい音から生楽器の編成を踏まえて推測していくと作業も早いし、良い感じに仕上がります。

「トップで鳴ってるのがトランペットなので、たぶんトロンボーンとサックスはこんな感じなんだろうな」的な。

デジタルロックのほうは、ガッツリ歪んだギターにシンセがウネウネなっているようなアレンジで、個人的にも好きなジャンルなもので楽しみながら制作させていただいております。

こちらで活躍しているのが、前回の投稿でも少しふれたプラグイン音源『Real Strat』です。

 

右下のギターが横向きになってるウィンドウがReal Startです。

ストラトキャスターをサンプリングした音源なんですが、とってもよくできていて、ギター独特の奏法もしっかり再現してくれます。

ただこれ単独だとエレキの生音しか出ないので、歪んだロックギターにするにはLogic付属の『Amp』『Pedalboard』が大活躍です。

左上ウィンドウがギターアンプシミュレーターの『Amp』。

フロントパネルに「Logic」って書いてありますが、どう見てもMarshallですよね(笑)。

その下のがギタリストがよく使うコンパクトエフェクターを模した『Pedalboard』。

画面ではオーバードライブ1個繋いでるだけですが、ファズからコーラスからエコーから、何でも入ってます。

どれもよくできていて、繋ぐだけでそれっぽい音になってくれます。

『Real Strat』シリーズは他にも色んなギターのタイプが出ていて、ハードロック/メタル系にハムバッカータイプの『Real LPC』(レスポールですね!)を導入したいのですが、今のところLogic付属のEXS24音源『Sunburst Power Chord』でまかなっています。

これもパワーコード系のバッキング用にはよくできているので重宝してます。

 

 

ギター音源のお話(アコースティック編)

現在「アコースティックギターメインのフォーク調の曲」を編曲作業中でございます。

ということでプラグイン音源の『Real Guitar』が大活躍しております。

今でこそ他にもリアルなギター音源が数多く出ていますが、これはその草分け的存在と言ってもいいのではないでしょうか。

それまでギターの打ち込みというと、コードストロークでは弦ごとのタイミングのずれをいちいち手入力して、メロディではスライドやハンマリングの表現にMIDIデータを駆使したりとか、とにかく大変な割には、結果打ち込み臭い仕上がりにしかならず苦労するパートの一つでした。

しかしReal Guitarを使うと、ストロークやカッティングはコードとリズムを指定してやるだけでそれっぽい感じで鳴ってくれて、ギター独特の奏法はスイッチで指定すれば実にリアルに奏でてくれます。

作業時間が大幅に短縮できて、生に遜色ない仕上がりとなるので大変重宝しております。

Studio Tonewill ホームページでは立ち上げ当時の文章ままが多く、その時はまだReal Guitarを導入していなかったので「ギターは打ち込みより生録音推奨」的な記述をしていますが、今はこれとエレキバージョンのReal Stratで、ギターに関してはほぼ生録音しなくても高品質なトラック制作が可能となっております。

DAWのお話し

俗に言う『DAW』(デジタル・オーディオ・ワークステーション)…パソコンで音楽を制作するメインアプリケーションのことでが、僕はAppleのLogic Pro Xを使用しています。

プロ仕様のDAWって一昔前だと15万円ぐらいするソフトで、Logicも昔はそのぐらいしてたんですが、今なんと¥23,800ですよ!

そこそこのパソコンに¥23,800払ってソフトをインストールするだけで、プロの音楽制作環境ができてしまうんですからすごい時代になったもんです。(厳密には他にも色々揃えなきゃならんものはありますが。)

ちなみにこの値段は外貨レートの影響を受けるみたいで、僕がLogic Pro Xを購入しようかなと思っていた時は2万円を切っていました。

それがいざAppleストアでポチろうとした時、値段が¥23,800に上がってて、超悔しいのなんのって_| ̄|○ ガクッ

それでも十分に安いんですけどね。

競合アプリといわれるCubaseで¥57,000、Digital Perdormerが¥61,400、Pro Toolsが¥55,300ですから、Logic Proはほぼ半値以下ってことですよね。(4/2現在の某有名通販サイト調べ・笑)

色んなアプリがあるので、はじめてDAWを購入する時にどれにすれば良いか迷うという話もよく聞きます。

アプリ毎に特色はありますが、グレードが同じならたいていのことはどれでもできちゃいます。

それよりも初めてのDAWはおそらくわからないことだらけだと思うので、わからないことがあった時に身近に聞ける人(同じアプリを使ってる人)がいることが大事に思います。

僕がLogicにしたのも、周りのミュージシャンに使ってる人が多かったというのが一番の理由です。

同じアプリだと共同作業する時もデータのやり取りが楽ですしね。

制作の依頼をされる方にも「自分でもやってみたいんだけど…」なんていうご相談を受けることもあります。

Logicのことなら、ご質問いただければ答えますよ!

 

オールジャンルの音楽制作ができるワケ

Studio Tonewillではあらゆるジャンルのアレンジ依頼に対応しております。

もちろんワタクシ一人で全て対応させていただいているワケですが、普通は知らないジャンルの音楽を作るのはなかなか難しいものです。

なぜなんでもできるのかと言うと、アレンジャーをやる前に通信カラオケや着メロ(もう死語ですね・笑)のデータ制作を15年ほどやっていたおかげかなと思っています。

制作会社から原曲をいただき、いわゆる「耳コピ」そっくり同じに聞こえる演奏データを制作する仕事です。

この仕事、初めの頃は単価も高く美味しい仕事だったんですが、みるみるうちに制作費が削られていったので、食べていくためにはひたすら数をこなすしかなかったんです。

カラオケ制作(フルサイズ)を月に10曲、着メロは短いので月に90曲、といった制作ペースを続けていましたので、単純計算で月100曲×12ヶ月×15年で18,000曲は耳コピしてきたということになります。

ジャンルで言うとロックやポップスはもちろん、演歌、ジャズ、映画音楽、アンビエント、浪曲、国歌、etc…とにかくあらゆるジャンルをひたすら聴いてはコピーしていました。

しかも発注側のチェックが異様に厳しいので、コピーの精度も相当高くないと務まりません。

2000年代後半にもなるとスマホの普及もあり着メロは絶滅、通信カラオケ制作もこれ以上は無理というところまで制作費が下がったので、下請け制作から撤退を決めました。

その後Studio Tonewillの開設へと至ったわけですが、それまでの制作経験がなかったら今の仕事を成立はさせられていなかっただろうなと思っています。

そんな経験値を活かした当方のカラオケ制作、おかげさまでご好評いただきリピートご依頼も多くいただいております。

ご検討中の方は是非!

 

【ご挨拶】ブログはじめました。

Studio Tonewillというwebサイトを作って、音楽制作を請け負うようになって7年ぐらい経ちます、アレンジャーの広原伸泰と申します。

開設以降、ありがたいことにそれなりに依頼もいただき業務も順調ではありますが、ご依頼主様とは基本的にメールでのやりとりとなり、お互いの顔が見えないまま制作が進むことがほとんどです。

ご依頼いただく方はこちらを信用して少なくない制作費をお支払いいただきご依頼いただいておりますが、怪しいサイトだなと思って躊躇される方も結構おられるんじゃないかと思い(笑)、制作者の顔が見えるようにブログを開設することにしました。

ご依頼を躊躇されている方は本ブログで中の人がどんななのかじっくり観察してからご依頼いただければ幸いに思います。

サイト内説明では「弊社」なんて偉そうに言ってますが(笑)、正直申しまして一人でやっていますものでタイトルを『個人事業主アレンジャーのブログ』にしました。(ご依頼いただいた方は薄々わかっておられることかと思います・笑)

あ、依頼が集中した時には人海戦術で外部スタッフにお手伝いいただくことはありますよ。

これからこのブログでは伝えられる限りで日々の制作内容や、音楽談義から自己紹介的内容まで、書いていけたらなと思っています。

ご依頼主様とのメールでは割と固い文章で応対させていただいているんですが、こちらではキャラクターをわかっていただくためにも(笑)緩い文章で書いていこうかなと思っていますので、よろしくお願いいたします!